クラスで、絵が上手い人がいました。誰からも上手だと評判だったので、その道に行くのかと思っていたら、趣味だからという範囲で終わってしまっていました。才能があるのにもったいないと思ったけれど、イラストは、上手いだけでは駄目なんだと、いつもその友人が言っていました。私は、反対にイラストは上手くありません。何を描いているのか、分からないと言われたこともありました。でも、色を付けると、カラフルできれいだねということを言われて、模様のような感じだと言われたことがあります。
友人と違って、私はプロの道に進みたいと、考えていました。それには、リアルにイラストを描く力なんてありませんので、イラストを教えてくれるスクールをインターネットで探しました。そして見つけたのが渋谷にあるイラストスクールだったのです。見学してもいいということでしたが、ホームページのイラストも雑誌なんかに馴染みがあるイラストだと思い、ハッとしました。チケットぴあで見たことがありました。料金が数十万だったりして、少し怖かったけれど、料金を見ました。すると、私の予算内の金額だったので、思わず「やった」と叫んでしまいました。
イラストの上手い友人にそういったことを話すと、「イラストって、ユニーク、ユーモアがあってこそ親しまれるものだ」と言われました。友人は、そのユーモアがどうしても描けなかったと聞きました。私の描くイラストには、下手だけど親しみやすさがあると言われて、嬉しくもあり、何だか困ってしまったけれど、これから勉強していけるところまで登ろうと決心しました。単なる趣味で終わりたくない、そういった意気込みでプロコースまで頑張っていこうと思います。